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~2024年から変わる制度とは!?~

謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。

また年の初めに甚大な被害をもたらした災害が起き、慌ただしい一年のスタートとなりました。
被災地の方々は余震等も続く中でまだまだ気の抜けない状況であると存じます。
被害にあわれた方や地域の皆様がご無事であることと、早い復興をお祈り申し上げます。

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改めまして、本日もご覧いただきありがとうございます。
今回のブログは飯田が担当致します👧
突然ですが、皆様は『2024年から変わる制度』についていくつご存じでしょうか?

お恥ずかしい話ではありますが、実は私はほとんど知りませんでした。。。(笑)
経営者の方々と話す機会が多く、そういったことも知らないままじゃいけないと自分が思い、ナレッジふくおか1月号でも一部取り上げていますが、今回の機会に今回は2024年から変わる制度について下記の3つについてご紹介したいと思います!

① 支払いサイトの短縮
② 社会保険適用範囲拡大
③ 新紙幣発行

【手形の支払いサイト 60日以内へ】

 
中小企業庁と公正取引委員会は2022年、サイトが60日を超える手形で下請け代金を支払っている発注元の約5000社に対し、できるだけ早く手形サイトを60日以内に短縮するよう要請。
2024年を目途にサイトが60日を超える手形等を下請法の割引困難な手形等に該当するおそれがあるものとして指導の対象とすることを前提に、下請法の運用の見直しを検討。
以上の改正案が発足後は、企業は2024年3月31日までに手形サイトを120日から60日に改める必要があります。

■手形支払いサイトが短いメリット

売り手側がすぐに資金を受け取れるようになり、経営状況を安定させられるようになる。
■手形支払いサイトが長いメリット
手元に残る資金を長く残せるため、資金繰りの運用がしやすくなる。
しかし、支払いまでの期間が長いとキャッシュフローが悪化することも。

手元の資金に余裕がないまま回収サイトを伸ばし売掛金の回収が遅くなることで、最悪のケースとして 『黒字倒産』に陥ることも考えられます。
支払いサイト変更制度により安定したキャッシュフローを実現させる可能性が高まり、経営状況を安定させることが出来る企業も増えるのではないでしょうか。

【社会保険の適用範囲拡大】

 
2024年10月、社会保険の適用対象の拡大により、規模用件が変更。
これまでは社会保険適用外だったパートタイマーの従業員も、改正により新たな加入対象となり得るため、企業と従業員双方に大きな影響が予想されます。

~社会保険の定期用拡大により予想される影響~
● 企業
☀メリット:福利厚生のアピールができる
⚡デメリット:社会保険料の負担の増加
● 従業員
☀メリット:老後にもらえる年金が増えたり、万が一の際に受ける保証が手厚くなる。
⚡デメリット:手取り収入の減少
家族の被扶養者の場合自身で社会保険に加入し保険料の支払いが必要になる。

企業にとっては保険料の負担増加による金銭的負担を抱える企業も増えてきます。
それによって従業員の働き方も大きく変わることも…。いざというときの備えをしておく必要があるかもしれません。

【新紙幣発行】

 
7月を目途に新紙幣が改刷!!

●1万円札→日本の資本主義の父『渋沢栄一』
日本初の銀行を設立しただけにはとどまらず、様々な会社の設立に携わり貢献した人物だと知られています。

●5千年札→津田大学を創設した『津田梅子』
明治時代、女性の自立を推進することに尽力した人物だと知られています。

●1千円札→血清医療を確立した『北里柴三郎』
破傷風菌培養に成功した人物だと知られています。

今も偶に見かけたときに少しうれしくなる「夏目漱石」さんの1千円紙幣ですが、
今後は「伊藤博文」さんの千円札も珍しい紙幣に加っていくと思うと不思議な気持ちになりますね。
上記の3名の中で、特に私は女性の津田梅子さんに視点を向けました。

津田梅子さんの残した 『何かを始めることはやさしいが、それを継続することは難しい。 成功させることはなお難しい。』という言葉に、挑戦することは容易であるが、苦難に立ち向かい乗り越え、自身の信念を貫きそれを実現させることが如何に難しいことであるかを深く考えさせられる言葉だと感じました。
しかしこの言葉は会社を経営される経営者の皆様にも通ずる言葉ではないかと私は思いました。
言い換えれば「会社を設立し、継続させ、そして経営を成功させることは難しい」ということになります。
会社を経営するうえで、突然の困難により資金不足に陥ることがあります。
その際にどういった資金繰りを講じていくか、状況を打破できる最適解を知っているか。
それを念頭に置いているだけで現状をガラリと変えることが出来ることもあります。

弊社では経営者様の様々なお悩みについてヒアリングし、一人一人の経営者様に見合った資金調達方法や資金調達以外でも経営改善させていく方法もご紹介しております。
何かお困りのことがあれば、いつでも気軽にご相談ください🎵

それでは本日も閲覧いただきありがとうございました。
また皆様に有益な情報をお届けできればと思います。

参考文献:
https://smbiz.asahi.com/article/15065500#inner_link_016
https://smbiz.asahi.com/article/14408524#inner_link_002_1

2024.01.11  |