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もう来月に!物流・運送業界の2024年問題

みなさまこんにちは
いつもブログご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は経営支援部の篠塚が担当いたします。

ついこの間年が明けていつの間にか年度末を迎えようとしています。
決算に向けてバタバタしている会社、新年度に向けて準備をしている会社、新体制になる会社も多いのではないでしょうか。そんな中、運送業界では目の前に迫った『 2024年問題 』が注目されています。

物流・運送業界2024年問題 

 
改めて、物流・運送業界の『2024年問題』とは働き方改革の法案によりドライバーの労働時間に制限を課されることで生じる問題のことです。特に人手不足の面では昨年より、運送業にかかわらず 人手不足が原因で倒産している会社が増加しています。
前回のブログでは、2024年問題に向けて運祖業の方が取り組むべきことを取り上げましたが、今回は人手不足の対策について、実例を交えながら紹介します。

人手不足の対策!

 

~採用活動~
◎ハローワークとの関係性は良好にする
採用活動において運送業は中途採用が多く、その中でも、ハローワークからの紹介が多いです。
より多くの紹介を受けるためには地元のハローワークとの関係性を良好に維持しておくことが大切です。

◎ホームページは常に最新に更新しておく
若い求職者は、ホームページをみて面接や説明会に来る人が多いため、働いてる人たちの写真や職場の雰囲気がわかる動画等乗せることで安心感を持たせることができます。
その他にも、ブログを開設するという手段もあります。とある社長の話ですが、2年間ブログを常に更新したことでイメージアップにつながり、業績が回復したそうです。

~人材定着に向けた取り組み~

人材の流動化が進み、企業は生き残りをかけて人材定着に向けた施策を考える必要があります。そこで、企業から人材が離れてしまう原因は何か、人材が定着するための施策を考えなければなりません。例えばその業種を専門とした人材を雇用したり、働き手の意見を聞く機会を作ったり、労働環境の改善や適切な人事評価制度の導入など様々な対策があります。

(例)自社で整備専門スタッフの雇用
自社で整備スタッフを雇用したことで、ドライバーが本来行わなければならない業務に専念でき、ドライバーの負担軽減や生産性向上につながった。また、専門スタッフがいることでドライバーの安心感にもつながっている。
(例)個別ミーティングの実施
定期的に経営陣と従業員との個別のミーティングを開き、双方の考え方に大きなギャップはないかなど、働き手の意見を吸収することで一人一人が働きやすい職場を目指している。

【 まとめ 】

 

今回は、先週に引き続き2024年問題に関する話題を取り扱いました。
4月1日から法改正で大きな変化が運送業で起こり、ドライバーの働く環境もかわる一方で経営者の方にとっては考えなければならないことが増えている時期だと思います。その中で一つのアイデアとして、紹介したものが御社の役に立てば幸いです。

弊社では、中小企業支援機構として運転資金や設備資金の調達のサポートをはじめ、経営相談、経費削減、助成金の提案など幅広い支援を行っておりますが、このように皆様のお役に少しでも立てるような情報発信もしております。お気軽にご相談くだ今回も最後まで読んでいただきありがとうございました😊

参考文献:
・国土交通省「トラック運送業の人材確保に向けた好事例集」
・東洋経済「今年は人手不足倒産が加速?2024年問題の要諦」

2024.03.01  |