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2023.10.23  |  スタッフブログ

“知らないと伴うリスク”

皆様初めまして!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
この度の記事は私、事務員の飯田が担当致します。
 
10月に突入し道端に銀杏が落ちていたり、早朝や夜間の寒暖差にじわじわと季節の変わり目を肌身に感じますよね。
私はコンビニなどにお芋や栗のスイーツが並び始めると秋だなぁと風情を感じついつい手が伸び、見事に食欲の秋を堪能しております🌰

ところで皆様は10月になり変更となった制度と聞くと何を思い浮かべますか?
今回はだれしもが一度は目に、耳にしたことがあるインボイス制度の『よくある質問や勘違い』『知らない伴うリスク』についてご紹介したいと思います♩

また、インボイス制度については、以前弊社のオリジナル新聞 ✅ 『ナレッジふくおか9月号』でも取り入れている話題となっております。
そして何の偶然か、9月号には私飯田の自己紹介も載っておりますので、ぜひぜひ!そちらも一緒にご覧いただければと思います✨
 

【インボイス制度についてのおさらい】

 
Q.インボイス制度とは?
複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方式で、正式名称は『適格請求書等保存方式』のこと。
 

【よくある質問や制度導入の勘違いについて】

 

Q.インボイスは必ずしも登録しなければならないのか、登録しないと損をするのか
インボイスへの登録は任意
であり、登録しない事自体で損をすることはありません!
しかし登録しないことで、取引先から値引き交渉や、信用性の問題により取引を停止になる可能性もゼロではない… 
    

Q.個人事業主へは消費税を払わなくていい、払うのは法人のみなの?
A.答えはNOです。インボイスにかからわらず、個人であっても法人であっても、消費税を払わなくていいということはありません。請求金額に応じて支払うことになっています☝️

Q.うちは売り上げが小さいから関係ないよね?
A.いいえ!そんなことはありません!🙅‍♂️🙅‍♀️❎
売り上げの規模に関係なくすべての事業者に関わってくるものです。
※適用されるのは課税売上高が1,000万円以上の事業者のみですが、消費税の納税が免税されている、課税売上高が1,000万円以下のフリーランスなどの免税事業者は、インボイス制度導入後も免税事業者のままであればインボイスを発行できないようになります。

【知らないと伴うリスク】

 

受け取った請求書が正式なインボイスでない場合や、免税事業者を含めたインボイス事業者でない業者と取引した場合仕入れ額控除が出来なくなります😯❗

例(下図参照):自社が取引先から商品を仕入れ、販売したケース

売り上げにかかる消費税が10,000円で、仕入れにかかる消費税が6,000円だった場合。
自社は10,000円―6,000円=4,000円を税務署に納税することになります。
この仕組みを『仕入れ税額控除』と言います。

しかしこの控除をせずに、自社が消費税4,000円を納税し、仕入れ先も同じく6,000円を納税したとすれば消費税を二重に支払うことになります⚠⚠
そういった事例が起こらないよう、この制度が行われようになりました。

インボイス制度導入後は、インボイスと認められない請求書や領収書で仕入れを行ってしまった場合には『仕入れ税額控除』が出来なくなってしまうため、仕入時に消費税6,000円を払ったにも関わらず、この6,000円を差し引くことが出来ず10,000円を納税しなくてはいけないようになります。
正しく制度を理解しなければ、こういったリスクも潜んでおります。
 
 

【まとめ】

 
どんな制度にも共通することですが新しい制度が出来、周りがしているまたはしていないからと流れに身を任せ正しい知識を取り入れていなければ、会社の大きな損失につながることもあります。
世間の声だけ鵜呑みするのではなく、自分で調べ会社に合ったものを見極め、正しく取り入れていくことが今後の将来のために重要となってきますよね。

また、インボイス制度の新たな資金調達をする方法以外にも、こういったことを初めとする様々なコストカットをすることで、利益率の改善につながる事例もでてきております。
弊社ではそれぞれのお客様の会社に合った士業やインボイス制度の助成金、補助金についてもご紹介しております。
何かお困りな点等ありましたらお気軽にご相談ください。

それではまた、皆様に有益な情報をお届けできれば幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました😊☆彡
 
 
参考文献:週刊ダイヤモンド 2023/0930発行分 第111巻 32号

2023.09.22  |  スタッフブログ

芋焼酎の原料減少 ~その影響はどこまで響くのか~

皆さまはじめまして!
いつも弊社のブログをご覧いただきありがとうございます🌸
今回の記事は新入社員、宮崎出身の私、井手が担当させていただきました。
最後までお楽しみいただけますと嬉しいです♪
 
突然ですが、皆さま晩酌はされますか?

 
というのも、九州には焼酎酒蔵が圧倒的な数字を誇ります。
国税庁の発表している「令和3年度 都道府県別の製造免許場(単式蒸留焼酎・連続式蒸留焼酎)」数からその数、381(九州の焼酎製造免許場数) / 854(全国の焼酎製造免許場数)。つまり全国にある焼酎製造免許場の44.6%は九州に存在します。
 

 
今回は、その中でも九州・沖縄の皆さまにとって身近な『芋焼酎』と『サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)』についてお届けさせていただきます。
 
 
 

サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)とは

 
みなさんご存知の通り、普段わたしたちが飲んでいる芋焼酎はサツマイモが原料です。
そのサツマイモに今さまざまな問題が起きています。
それは「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)」です。
サツマイモ基腐病は2018年に日本で初めて発症が確認されました。
カビの一種がサツマイモに付着して発生する病気で、感染すると葉や茎が枯れ、サツマイモが腐敗する病気です。
感染力が強く、短期間で被害が拡大し、大幅な減収が見られるなど重大な被害をもたらしています。

 
 
 

▼ 影響と被害状況

 
全国45.8%の生産量をほこるサツマイモ主要産地である宮崎県や鹿児島県。
サツマイモ基腐病を主因として収穫量が大幅に減少しました。
 
焼酎用のサツマイモはでは、全体の生産量の約47%が失われ、焼酎メーカーの生産量ベースで約3500万本、売上高ベースで約300億円もの市場が失われ、一部販売休止にした国内大手メーカーもいたそうです。
また焼酎以外にもデンプンや加工スイーツなどにも使われているため、多くの影響が出ています。
 
そこに燃料費高騰も加わり、貯蔵、配送費用の高騰、酒造会社の生産ベース制限や製造中止による売上高減少による資金繰り悪化など、負の連鎖も懸念されてきます。
 

 
 
 

▼経済的影響と私たちの役割

 
全国のサツマイモ産地でまん延する基腐病に対して、いまだ効果的な防除法は解明されていません。
特効薬が未だないため、この問題は農家の方に限りません。
卸売業、運送業、製造業、さまざまな業種の方に関係してくる問題だなと私は思います。

 
 
私たちは、予測不能な経営悪化や突発的な資金ショートに伴う負の連鎖を防ぐ手助けとして、ファクタリングを含めいろいろなご提案をさせていただけたらと思い、日々勉強させていただいております。
私たちにできることで中小企業の皆さまの課題を一緒に解決できるよう、あらゆる角度からのご提案ができるよう精進してまいります!
 
 
猛暑や悪天候のなか頑張っておられる芋生産農家の方々。
対策に奮闘されてる各種団体の方々。
配達ドライバーの方。
そして美味しい焼酎の味を追い求めて日々奮闘されてる酒造会社の方々に。
 
感謝と敬意の心を胸に今夜も芋焼酎に乾杯!

 
 
ということで、以上最後まで読んでいただきありがとうございました!
引き続き2週間に1回のペースで旬な話題を更新してまいります。
 
 
 
引用・参考文献
・PRTIMES 2023.5.19『サツマイモ基腐病から日本のサツマイモを守る』https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000072201.html

2023.08.31  |  スタッフブログ

「2024年問題とドローン物流:未来の物流革命に向けた一歩」

こんにちは、スタッフの杉田です。
いつも弊社のブログをご覧いただきありがとうございます🌸
今回は、『ドローン物流』について焦点をあててみました。

働き方改革関連法の施工によって生じる問題の総称『2024年問題』。
タイムリミットが刻一刻と迫ってきています。
それに伴い今日本でも注目・期待が高まっている『ドローン物流』を皆さんはご存知でしょうか。

ドローン物流は、ドローンを利用した荷物等の配送の総称です。
山間部や離島への荷物輸送・配送、小口雑貨の短距離運搬などに利用されています。

ドローン操縦ライセンス:新たな国家資格の導入

 
ドローン操縦ライセンスは、無人航空機を操縦するための国家資格です。
日本ではこれまでドローンに関して民間資格が存在していました。
近年のドローンの普及に伴い安全性と社会的信頼性を高めるために2022年12月に国家資格制度が開始されました。国家資格として位置づけられることで、ドローンの使用範囲や用途が拡大し、ドローン関連の新たな可能性が広がっています。

 
 
 

▼ ドローン配達による課題解決

 
ドローン物流が実現すれば、どのような課題が解決されるのでしょうか。大きく次の4つが挙げられます。


⓵人手不足問題

 
ドローンを用いた自動化された配達は、人手不足を緩和する一助となるでしょう。

 
⓶再配達問題

 
ドローンを使えば、効率的で正確な配達が可能で、再配達の必要性が減少します。

 
⓷交通渋滞

 
ドローン物流は道路の交通渋滞を回避し、迅速な配達を実現します。

 
⓸過疎地の配送

 
過疎地域への配送もドローンを活用することで、アクセスが向上し、コスト効率が高まります。
 

 
 
 

▼ 千葉市の支援策:ドローン操縦ライセンス取得支援制度

 
千葉市では、ドローン操縦ライセンス取得支援制度を発表しました。この制度では、ドローン操縦者が必要とする経費の一部(最大で26万円まで)を補助します。受講費用や入学金など、対象となる経費の3分の2が補助対象となります。
 
法人需要が高まっている中、この補助制度は市内企業向けに提供され、更なるドローン関連産業の成長を促進することを狙っています。
 
 
 

▼ まとめ

 
海外ではすでに2020年から大手の米ウォルマートがドローン配送を実証しています。またつい先日、Google親会社アルファベット傘下のウィングと提携しドローン宅配を拡大することを発表しました。
日本でのドローン宅配の普及はこれからですが、2025年には一般的になるだろうとかなり現実を帯びています。
 
2024年問題への直接的な解決策とはいえませんが、今後の物流の当たり前が大きく変化する段階に来ているとともに、注視するべき話題と考えます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
今後も2週間に1回のペースで旬な話題を更新してまいります。
 
 
 
 
引用・参考文献
・ForbesJAPAN2023.08.29「ドローン宅配でアマゾンの先を行くグーグル系企業【ウィング】の試み」https://forbesjapan.com/articles/detail/65568
・資産形成ゴールドオンライン2023.05.19「【物流2024年問題】で期待が高まるドローン物流。その可能性と課題を実証実験から探る」https://gentosha-go.com/articles/-/51467?page=1
・自動運転ラボ2022.07.23「1兆円規模を超えたドローン配送市場、海外で実用化加速」https://jidounten-lab.com/u_36461

2023.08.07  |  スタッフブログ

“未来への扉 ファクタリングの可能性を拓いた若手の証言”

今回の記事は、ピーエムジー株式会社へ入社して4か月の新入社員、髙橋が担当いたします。
初心ながらも、私なりのファクタリングについての考えを読者の皆様へお届けしたいと思います。

▼ ファクタリングのイメージに対する誤解とは?

 
ファクタリングについて、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
・高い手数料
・使い始めるとなかなか抜け出せないイメージ
・資金繰りが逆に悪化するんじゃないか・・・
 
といった心配があるかもしれません。実は、私自身も入社当初は同じような疑念を抱いていました。
 
 

▼ ファクタリングの実際の柔軟性とは?

 
しかし、入社して4か月が経った今、ファクタリングは非常に柔軟な資金調達手段だと感じています。
 
というのも、ファクタリングほど入金までが早い資金調達はなく、急に即日で数百万円必要になった場合で
もファクタリングであれば資金の調達が可能になります。
また、審査の基準も銀行とは異なるため通過率もかなり高くなっています。
手数料も高く感じられると思いますが、
月商に対する利用金額を抑えていれば手数料の割合はかなり低くなり、
資金繰りに大きなダメージなく利用することができます。

 

▼ 実例から見るファクタリングの活用方法

 
私が担当しているお客様の中には、毎月ファクタリングを利用しない方もいらっしゃいます。
消費税支払いのタイミングや大きな仕事を受注した際に先出し資金として一時的に活用しております。
ファクタリングを賢く使うことで、ビジネスの選択肢を広げることができるのです。

 
 

▼ 弊社の幅広いサポート体制

 
弊社はファクタリングだけでなく、お客様の資金調達ニーズに合わせたサポートも提供しています。
中小企業の経営者の皆さまが、いつでも頼れるパートナーとして私たちにお声がけいただけることを心よりお待ちしております。
どうぞお気軽にご相談ください!
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2023.07.26  |  スタッフブログ

大雨災害による被災中小企業事業者への支援措置

令和5年7月の豪雨による被害を受けた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
 
この度の豪雨災害で全国的に大きな被害を受けられているとともに、私どもの担当エリアでもございます島根県、福岡県、佐賀県、大分県の中小企業は大きな影響を受けています。
 
被災された中小企業の皆様の少しでもお力になりたく、今回は私たちにできる支援策について伝えしたいと思います。
 

 
 

経済産業省の支援策

 
島根県、福岡県、佐賀県、大分県では、経済産業省を通じて以下のような支援策が発表されていますので、ご参考にしてください。

⓵特別相談窓口の設置

 
 公的機関である日本政策金融公庫や商工中金などに、特別相談窓口を設けています。
 
 

⓶災害復旧貸付の実施

 
 災害により被害を受けた中小企業や小規模事業者を対象に、最大1億5000万円の貸付を実施しています。経営の立て直しや事業再開に向けて、資金面でのサポートを行います。

対象となる中小企業者
・指定地域において1年以上継続して事業を行っていること。
・災害の発生に起因して、当該災害の影響を受けた後、原則として最近1か月の売上高等が前年月に対して20%以上減少しており、かつその後も減少が見込まれる事業者

 
 

⓷セーフティネット保証4号の適用

 
 今般の大雨の影響により売上高等が減少している中小企業・小規模事業者を対象に、信用保証協会が一般保証とは別枠の限度額で融資額100%を保証するセーフティネット保証4号を適用します。

対象となる中小企業者
・指定地域において1年以上継続して事業を行っていること。
・災害の発生に起因して、当該災害の影響を受けた後、原則として最近1か月の売上高等が前年同月に比して20%以上減少しており、かつ、その後2か月を含む3か月間の売上高等が前年同期に比して20%以上減少することが見込まれること。(売上高等の減少について、市区町村長の認定が必要)

 
 
これらは支援策の一部でございます。
 
 
 

まとめ

 
弊社では上記のような支援策以外にも、日々サポートできる分野の範囲を拡大中でございます。
 
例えば、銀行に断られた経験がある方や、現在のご時世での対策にお困りの方に対しても、適切なサポートをご提案いたします。

 
私たちは九州地区の中小企業の皆様の切り札となることを目指しており、独自に運転資金や設備資金の融資サポート、経営相談、経費削減、助成金の案内など、幅広い支援を行っています。
 
中小企業支援機構を通じて、皆様の経営の発展を全力でサポートいたします。
 

 
何かお力になれることがあれば、お気軽にお声掛けください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
引用:経済産業省 2023.7.10「令和5年7月7日からの大雨による災害に関して被災中小企業・小規模事業者支援措置を行います」 
   https://www.meti.go.jp/press/2023/07/20230710004/20230710004.html

2023.07.14  |  スタッフブログ

ビジネスの課題解決:協業の力と予期せぬトラブルへの対処方法

いつも見ていただきありがとうございます🌸
福岡支店では届けたい情報を手書き新聞にてご提供しています。
その名も『ナレッジふくおか』
現在最新号の7月号が掲載中です。
 
 
今回はその中でも特に反響の声をいただいている
【ヤマト運輸と日本郵便の協業】の記事を深堀りしていきます💡
 
 
 

協業した背景

 
まずは双方の課題に注目してみましょう。
 
日本郵政は、取り扱い荷物の減少が課題の一つとなっていました。
手紙やはがきといった信書に関しても、この10年でなんと23億通も減少!
スマートフォンの急激な普及やSNS利用率の増加など、今後も元の基準に戻ることは期待できません。
 
一方、宅配大手のヤマト運輸人手不足について課題がありました。
更に中身を詳しく調査すると、宅急便の量は直近10年で増加傾向、
反してクロネコDM便は統計が確認できる2016年からの比較で減少傾向にありました。
 
そこで、打開策として

既存のサービスの中で似た特徴を持ったものを一つのサービスとして統合する

 
という判断を行いました。
 
それが、「ネコポス」「クロネコDM便」を廃止して、
日本郵便が取り扱う既存のサービスである「ゆうパケット」「ゆうメール」を活用した
「クロネコゆうパケット」「クロネコゆうメール」(仮称)に切り替えることにいたった経緯です。
 
互いにとって利益のある、そして課題解決にもつながるWinWInの関係値が築けた結果ですね。


 
 
 

協業で得られるメリットについて

 
ここで質問です。
自社の課題を解決しようとしたときにどのような壁に突き当たりますか?

 
まず、効果を判断する為に計画の策定を行う必要があります。
また、計画を実行するにあたっての先行投資や失敗のリスク、効果が図れるまでの長い時間を要します。
自社のみで行おうとすると懸念点が多いがために腰が上がらない場合が多いですよね。
 
しかし、

既存のサービスを持った企業との協力

 
という選択は、
これら懸念点が払拭できる可能性があります。
 
実際にヤマト運輸は協業により人手不足の課題がある中で
利益率の高い宅配事業に注力することができるようになります。
 
 

※メリットや実際の取り組みについては、2024年問題に対する取り組みの
ヒントにもなる“中継輸送”に関する記事もナレッジ7月号で触れています。
気になる方はこちらから👈

 
 
 

まとめ

 
コロナ禍で抱えた負債や換価の猶予で溜まった税社の支払い負担が重荷になり、
足かせになっているという相談をよくいただきます。
 
銀行融資やビジネスローンがだめだった場合の次の手や、予期せぬトラブルへの
対処方法など今できることを考えるとともに、協業することで利益率を上げたり、
リスクヘッジに繋がることができないかといったことも考えると
新たな突破口が開けるかもしれません。
 

 
引用:東京新聞 2023.6.19「ヤマトが日本郵政に物流委託 メール便と小型荷物で」https://www.tokyo-np.co.jp/article/257625
   DIAMOND online 2023.6.29「ヤマト運輸が日本郵便と歴史的“電撃提携”、【郵政にかなわない】と語った内容は?」https://diamond.jp/articles/-/325235

2023.06.30  |  スタッフブログ

企業倒産を救うための支援制度、ご存知ですか?

この夏、ゼロゼロ融資のピーク

 
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年には経済活動が停止しました。
その際、多くの企業倒産が心配されましたが、実際には政府や自治体による
「実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)」という緊急支援策が中小企業の
資金繰りを助け、大きな効果をもたらしました。
 
 
 
しかし、ご存知でしょうか?
今年夏に「ゼロゼロ融資」の返済がピークに達するのです。
 
 
 
2020年には政府の大号令のもと、資金繰りが厳しい企業でも融資を受けることが
できましたが、時間が経過するにつれてその効果は薄れ、業績回復の遅れた企業には
「過剰債務」として重い負担となっています。
 
現在、過剰債務問題は多くの中小企業にとって大きな足かせとなっており、また
社会情勢などの影響もあり新たな資金調達が難しくなる企業も増え続けています。
 

倒産リスクは回避できる

 
そのような中、東京商工リサーチが23年4月に行った調査では、「すでに収束した」と
回答した企業が35.7%もあり、アフターコロナの経済活動が進んでいると言えます。
 
しかし一方で、コロナ禍の影響が続いている企業もあり、
事業継続か廃業かの決断を迫られ、倒産のリスクが高まっています。
 
 
そこで政府は、2023年1月から「コロナ融資借り換え保証」という制度を導入しました。
これにより、ゼロゼロ融資以外の保証付き融資が可能 になりました。
 
特に、「伴走支援型特別保証制度」が注目されており、コロナ禍の状況から抜け出せて
いない企業には 資金繰りの円滑化や経営の安定、生産性の向上といったメリット があります。
 
 
 
しかし・・・
有効な制度があるにもかかわらず、金融機関の動きは鈍くこの制度自体が提案されていない企業も多いとの声が聞かれます。

伝えるべき情報を貴方のもとへ届けます

 
弊社PMGは、中小企業支援機構 として、傘備万全を理念に地域経済の発展に寄与しています。
私たちは金融機関よりも早い情報提供やサポート、適切な提案を行い、多くの企業再建の
事例を蓄積してきました。
 
今期は、企業倒産の増加が予想される中で、私たち「中小企業に最も頼られる支援機関」
問われる時が来たと考えています。
 
 
もし、お困りの企業がありましたら、ぜひ弊社にご相談ください。
私たちは迅速かつ柔軟な対応を心がけ、皆さんのニーズに合わせた最適な解決策を提案いたします。
 
中小企業の皆さんの成長と発展を応援しています。
共に困難を乗り越え、未来に向けて歩んでいきましょう!
 

 
 
 
 
引用:週刊エコノミスト2023.6/27・7/4合併号「外債ショック 逆風の銀行 ゼロゼロ融資コロナ禍明け、ついに返済開始 14カ月連続で増える企業倒産」

2023.06.16  |  スタッフブログ

経営者必見!換価の猶予制度の落とし穴とは?

突然ですが、
皆さんは「換価の猶予」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

コロナ禍を乗り越えた経営者なら一度は耳にしたことがあるかと思いますが、
今回は「換価の猶予」がきっかけで辛い決断をすることになってしまったお話をします。
 
 

コロナ対策の一環 換価の猶予制度

 
コロナ蔓延により経営が悪化した企業を救うために政府が行なった対策は、
助成金、特別枠融資など資金を与える一方で支払いを抑えるものもありました。
その方法の1つが換価の猶予制度です。
 
先の見えない情勢の中、企業の血液とも言える資金の確保は多くの経営者が
頭を悩ませていたため、この制度を利用した会社は多くありました。
コロナ感染拡大により影響を受けたA社もその一つです。
 
 
 
A社は長引く自粛期間に本業の売上はみるみる減少し、資金繰りが逼迫することを見越して
当時年金事務所に申請した結果  2年の猶予 を受けることが出来ました。
「こんな所で諦めるわけにはいかない」と、利益率の見直しや固定経費の削減といった
企業努力を続け、地道にコツコツとやってきた結果、徐々に利益率の増加が見込める様になりました。

このままいけばうまく行くかもしれない。
 
 
ようやく一筋の光が見えてきた矢先、事件は起きました。
 
 

換価の猶予の甘い罠

 
ある日、いつも通り仕事をしていると取引先の社長から電話が鳴りました。
普段直接連絡が来ることはないため、ふと嫌な予感がよぎります。
 
それは、年金事務所からの差押通知が届いたという内容でした。
もちろん看過の猶予期限が過ぎていたことは把握していたものの、丁度これからというタイミングで
資金繰りに余裕はなく、忙しいのも相まって放置してしまっていたのです。

猶予を受けた分を含めると溜まった支払いはゆうに月商を超えており、差押通知=取引先からの入金が
一切ない状態で数ヶ月耐え凌がなくてはならいことを意味します。
月末にかけて給与や外注費、リース代やクレジットカードの引き落としなど支払が続くというのに・・・
「頭の中が真っ白になり、この先どうなるのかという不安に押しつぶされそうになりました・・・」
 
 

取り返しがつかなくなるその前に!

 
看過の猶予も期限が過ぎれば支払い義務は当然発生し、滞れば今回同様 取引先へ差押通知 を送付され、
結果として事業者は 清算型倒産(社保倒産) に追い込まれるケースは多いと言います。
 
通常緊急を要する場合において、売掛債権早期資金化(ファクタリング)は即日の資金調達 が出来るため
非常に有効な手段です。
しかし、今回は先々の入金まで抑えられてしまっているため利用することは出来ず、
結果として事業の継続を諦める結果となってしまいました。
 
実際に差押の話は急増しており、同様の事態に直面する会社は今後も増えていくと思われます。
放置をしたり税理士など人任せにせず、少しでも不安があれば、払拭するためにお気軽にご相談ください。
 
1日でも早い対策が役に立つかもしれません。

2023.05.24  |  スタッフブログ

ピーエムジー株式会社 福岡支店 ~事務所移転・HPリニューアルのご報告並びにご挨拶

ピーエムジー福岡支店のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
西日本営業統括本部 本部長の松本 優也でございます。

新緑が目に鮮やかな季節になりましたね。
当ブログをご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
気温の変動も激しいので体調管理には充分お気をつけください。

この度5月1日に弊社福岡支店は「博多駅センタータワー」へ移転しまして、それに伴いHPもリニューアルしました。
新住所は博多駅から徒歩2分とアクセスもいい環境となっております。
これもひとえに皆様のご支援の賜物と社員一同心より感謝いたしております。

予想外のパンデミックや深刻な災害により昨今の社会経済は激しく変動しておりますが、経営者には変わらず守るべきものがあると考えております。
企業に携わる関係者、従業員、家族、夢。
経営者の想いを守れるように弊社では自社のサービスを提供するだけではなく、どのように貢献すれば本当の意味でお客様のお役に立てるのかを常に考えて行動することを日々心掛けております。

西日本で経営を営む皆様、いつの日かお会いできることを楽しみにしております。
スタッフ一同日々精進して参りますので、弊社福岡支店を今後ともよろしくお願い申し上げます。

ピーエムジー株式会社
西日本営業統括本部 本部長
松本 優也

2021.10.15  |  スタッフブログ

九州の時短全面解除、活気戻る・・・?“夜の街”

日ごろからピーエムジー福岡支店ブログをご覧いただきありがとうございます。

西日本支社長の山内です。

新型コロナウイルス対策に伴う飲食店への営業時間短縮要請が15日、
九州で全面解除となりましたね。

私もこのタイミングで福岡支店に赴く予定があり、
福岡も街を観察してきました。

福岡、熊本両県で午後9時以降の営業が約2カ月半ぶりに再開し、
福岡市・天神では屋台が連なり、
九州最大の繁華街中洲でもバーやスナックの営業も本格化しているそうです。

当日午後6時の天神の目抜き通りでは、
時短要請中は休業していた屋台も久々に明かりを灯しているのを目にしました。

スナックやクラブが動き始める午後8時には、中洲の大通りは
時短要請期間中から一変していました。

ある生花店の社長は、「徐々に活気は戻っている」と口にしていました。
スナックやクラブなどの飲食店の営業再開を祝う花の注文が増えたそうです。

ただ、『期待と不安が半分半分』と話す方も多いのが実情です。

最大の書き入れ時の12月に感染拡大が重ならないか、気を揉んでいます。
私個人としても、活気のある元の中洲に戻ってほしいものの、
やはり新型コロナウイルスの第6波は怖いので、しっかり感染対策したいものです。

新型コロナウイルス感染者数がここのところ減少傾向にありますが、
これからの時期はインフルエンザなどの対策も必要となってきます。

第6波が広がらないよう、各々感染症対策は万全に行いましょう!

今後ともピーエムジー福岡支店をよろしくお願い申し上げます。

ピーエムジー西日本支社長
山内